東日本実業団

5月18日(土)埼玉県熊谷市で行われた東日本実業団に出場しました。結果は、3m90で優勝しました。

 

試合の4日前に急性腸炎になり体調が優れない日々が続いており、当日になっても引きずってしまい、力が入らない状況でした。私は、よくお腹を壊すことがありますが、今回は、回復が長びいてしまいました。

試合前練習でも良い動きができないまま試技に入り、最初の高さ(3m70)を2回落としました。普段なら、どんなに調子が悪く少しぐらいミスしても、跳べる高さからスタートしたつもりですが、当日は調整が思うようにいきませんでした。

 

私にとって、この時の重圧は相当のものでした。この最後の1回にかかっていると思うと、ことさら心臓の鼓動が速くなり、今にも飛び出てくるのではないか!?と思うほどです。ドキドキワクワクのスリルならいいですが、この状態をあえて表現するなら、恐怖感と焦りの心境に、少しの開き直りの感情が入り混じった複雑な心理状況といえます。

そんな時、私の場合は、助走で力んでしまい、走り出すと今にも暴れ出しそうな脚を抑えるのに精一杯という感じです。跳躍後は、自分の中で「何とか跳べてよかった~」という安堵の声が思わずモレました。

 

今回は研究開発本部のメンバーに、動画を撮影していただき、都度踏切位置や、ポールの硬さを調整しました。一人では判断が難しいことも多くあり、本当に助かりました。たくさんの方に協力していただいて競技ができていると感じます。

 

今回も、たくさんの方々が応援に来てくださり、とても心強かったです。昨年は、一人参加の大会でしたが、今年は1人ぼっちの寂しい試合でなくてよかったです。

試合は、心の影響が大きいと気づきましたが、その前に何よりも体調を整えて試合に臨むことが大切だと心から思いました。日本選手権まで約一カ月です。どこまで「自分を変えることができるか?」挑戦したいと思います。応援ありがとうございました。