7月27日(土)Shonan BMWスタジアム平塚で行われた「秩父宮賜杯第59回実業団・学生対抗陸上競技大会」に初めて出場しました。この大会は、大会競技種目ごとに実業団と学生選手各々3名ずつが選ばれて競う対抗戦です。
平塚は、普段よく使う練習場所のひとつでもあり、慣れ親しんだ競技場での大会ということで、とても楽しみにしていました。台風が迫ってきており、当初悪天候が予想されていましたが、試合当日は予報とは異なり晴れて太陽が照り付ける、とても蒸し暑い中の試合になりました。一方で、たくさんの会社の方々が応援に来てくださっている観客席を見たときに、「こんな嬉しいことはない!」と気持ちが高揚しました。
結果は、4m20の大会新記録で優勝することができました。
欲を言えば今月7日に出した4m30を更新したかったです。実は、競技序盤の早い段階で足がつっていたのですが、今までの私なら早々に諦めていたと思います。応援してくださる方々のためにも「少しでも長くこの時間が続いてほしい!」と強く思えたので、気持ちを切らすことなく「今できることをやろう!」と切り替えようと試みました。バーを越えることができた時に一緒になって喜んでくれる方がたくさんいるのを見て、皆さんの力の大きさを感じた幸せな試合でした。
総合得点で実業団が勝ち、そして私個人としては閉会式で敢闘賞をいただきました。
自社製ポールを使い始めてから最初は真っ白だったポールですが、今大会に向けてカラーリングをしていただきました。私の好きな色であるターコイズブルーをベースにデザインし、さらにアスリートサイトでもおなじみのばねをモチーフにしたマークを入れました。そしてコーチの提案もあり以下のような意味を持たせました。
開発をはじめポールづくりに関わってくださった中心メンバー5人の気持ちを込める意味でロゴの下に「5巻」、強度試験をしてくれた方、ポールの開発にもアドバイスをくれたコーチ、私の代わりに試し跳びしてくださった選手…完成するまでに数えきれないたくさんの方が関わって下さっていました。全員分のマークを入れることはできなかったので、全部の思いを込めてということで上に「3巻」のマークを配置しました。マークを一つ一つカッターで切っての手間のかかる地道な作業をしてくださり、ついに出来上がりました。大会直前に開発チームのメンバーと協力して手作業で貼付け作業をしたお気に入りのデザインです。
私は、本当に恵まれた幸せな選手だと改めて感じた試合でした。関わって下さっている方々、応援して下さっている方々に感謝の気持ちでいっぱいです。課題は明確になっており、記録はまだまだ伸ばせると思います。一試合一試合を大切に狙っていきたいと思います。
たくさんの応援ありがとうございました。