社内イベント:かけっこ教室を開催しました

9月8日(日)の午前中に、横浜国立大学の陸上グラウンドをお借りして、ニッパツ従業員の子ども達に向けた陸上教室を開催しました。3歳から中学生までの子ども達55名に加えて、従業員の方も数名一緒に汗を流しました。当日は、台風が上陸する関係で天気が心配されました。蒸し暑かったのですが、晴れ間もあり無事行うことができました。

総務部の従業員向けイベントの一環で、私たち陸上アスリートが、ご家族も含めた皆さまに向けて、運動会シーズン前であることも踏まえ「かけっこ教室」の講師として、子どもたちと一緒に楽しみました。これは、昨年の「からだほぐし教室」に続き、私がやってみたかったことの一つでしたので、実現できてとても嬉しかったです。

 

「楽しく体を動かす」ことをモットーに、みんなで内容を話し合い、4人それぞれのメニューを考えました。私はウォーミングアップを兼ねた、いろいろな体の動かし方をテーマに、「体操の要素を織り込みながら普段使わない筋肉を使う」メニューを行いました。

 

私は幼少期から体操を習っていて、その経験が今に生かされています。もちろん記録を伸ばすためにツライ練習をすることはありますが、体操を習い始めたころなんかは、遊びのようにやっていて、毎日楽しくて行きたくて仕方なかったことを思い出します。幼い頃にいろんな体の使い方を覚えたおかげで、平衡感覚が養われ、今思えばやっていてよかったなぁとつくづく思います。これが、今の自分の競技の武器になっています。

 

自分の経験からしても、子ども達にとっては「楽しく」というのが何よりも大切だと思います。速くなるために、ただ走るだけの厳しい陸上教室もやろうと思えばできます。しかし、たとえその時に足が速くなったとしても、まだ幼く、成長過程で、無限の可能性を持つ子ども達が、走るのがキライになり、イヤなイメージを持ってしまうのが一番良くないと思います。これからどんなスポーツを選ぶにしても「走り」は基本です。楽しみながら体を動かすことが大事です。

私自身も、恐怖や不安にかられたり、時には勝利至上主義になってしまい、どうしても楽しく陸上に向き合うことが困難になることがあります。この教室を通して、無邪気に楽しむ子ども達と接することで楽しくて仕方がなかった幼いころを思い出し、初心に戻れたような気がしました。もうすぐ運動会の学校も多いと思います。速い遅い、勝った負けたではなく、競争を楽しんでくれると嬉しいです。お父さんの活躍も期待しています!(笑)

また今後も私たちアスリートにできることを考えていきたいと思います。