アスリート従業員として何ができるのか
今回は、少し硬い話題になりますが、実業団所属のアスリートとして、自分たちの役割について考えたいと思います。
わたしは、JOC(日本オリンピック委員会)の就職支援制度「アスナビ」を利用して、ニッパツのアスリート従業員第一号として入社しました。社会人になっても競技を続けることを第一に、自分のなかでの希望の練習環境と配属先や仕事内容の調整をつけてもらい受け入れていただいたのが始まりです。その後、陸上で3名、サッカーで2名が仲間入りしました。
わたしは、配属先が本社・総務部で、広報業務に従事したこともあり会社概要を理解することをはじめとし、社内報の編集補助やウエブサイト業務のお仕事をいただきました。週に数日の時短出勤のため、できることは限られます。普段より競技活動において経済的支援を受けているなか、会社に対してどんな貢献ができるのか?といったことはいつも頭のなかにあります。もちろん自身の記録更新、所属チームへの貢献、世界に向けての活躍など、競技人生を通じた自己実現が第一目標です。一方で、わたしたち「アスリート従業員」として、陸上(サッカー)教室や従業員向け福利厚生の健康増進サービス等に取り組むとともに、当社の展示会や同業他社との情報交換会などで、会社や自身のPRをすることで、社会貢献をはじめ好影響を与えていける存在でありたいと考えます。
*陸上教室 *ジュニアサッカー教室
*東京モーターショー *同業他社との情報交換会
わたしが所属する総務部より発行しているCSR報告書「ニッパツレポート2019」のP13で【トピックス】トップアスリートの採用と活躍事例と題して特集しています。競技実績のほか、様々な社会貢献活動やPR活動報告が掲載されていますのでご覧ください。
*ニッパツレポート掲載先:https://www.nhkspg.co.jp/csr/report/
競技の結果で、たくさんの応援や期待に応え一緒に喜びを分かち合いたいと、いつも心の中で思っています。時には調子の上らないときやケガをすることもありますが、練習やトレーニング、治療に取り組み、なんとか目標や課題に向かって一歩一歩進んでいこうとする過程も見てもらいたいとも思っています。報告書に掲載されているように、スポーツという個性を保有する人間として、周囲に好影響を与え、新たな価値を創り出すことへつながる存在になれるよう自身をアップグレードしていきたいです。