今春の連戦

こんにちは、竜田です。今春の主要大会の結果をご報告します。

*3月17日 日本室内(大阪)     4m10 2位

*4月25日 兵庫リレーカーニバル 3m83 3位

*5月 5日 水戸招待              4m03 2位

*5月15日 東日本実業団(熊谷)  4m00 1位

このほかにも、ほぼ毎週のように記録会などに連戦で出場していました。昨シーズンは、跳ぶことも試合に出ることもコワくて堪らなかったシーズンを経験し、自分はゼロからやり直す必要があると心から思い、始めた冬季練習ではコワさを克服するための練習にひたすら取り組みました。「自分のスタイルをつくる」という課題に、基本中の基本からまずはなんとなくやっていたことのすべてを疑ってみることから始めました。誰かが言ったから採用するというのではなく、これは本当に自分に合っているのか?アタマとカラダが両方反応してできているのか?細かいところまで納得して、考えながらの毎日の練習はまさに実験をしているかのようでした。

 

今春初戦の日本室内(大阪)では「今出ている実験結果を試合で少しでも体現できればそれでいい。」と言い聞かせていたものの、一方で悪い記憶がよみがえってきたりして、頭の中は『恐怖VS自分のやることに集中』といった葛藤がありました。そんな心境のなかで、試技の1本目に本当に久しぶりに良い感覚で跳躍ができました。それは好記録や良い結果がでたときとは違った新たな充実した気持ちであり、「今日は、結果が何メートルでもいい」と思えました。この気持ちになれたことが本当に嬉しかったです。自分が思っていた以上にできた試合は初めてだったかもしれません。振り返ると、それほど私は自分の実力や現状を受け入れてなかったんだなと思いました。

 

小さなことですが、練習でも試合でも何回も跳んできたので、今では跳ぶことがコワいという気持ちはもうほとんどありませんし、少々失敗しても跳躍ができるようになっていると思います。決して満足いく記録ではありませんし、高く跳ぶようなプロセスはまだ踏めていませんが、本当にボロボロの時を思い出すと私のゼロからの挑戦は確実に1にはなっています。自分とよく向き合ったなと認めているところもあります。世の中が大変な状況での大会開催において、私は自分を顧みることができていることに感謝したいです。なかなか会社の方々に応援にきてもらう機会がありませんが、一緒に喜べる日を楽しみにしています。

 

今年の試合から、新たな仕様の自社製ニッパツポールを使っています。以前の軽量化に加え、ポールの曲がり方や反発のしかたを変えた進化版です。デザインの色も変えました。私の技術よりも、ポールの技術の方がよっぽど上ですので、追いつけるようにがんばりたいと思います。次は、6月の日本選手権(大阪)です。応援よろしくお願いいたします。