東日本実業団

東日本実業団

5月14日(土)山形県総合運動公園陸上競技場(NDソフトスタジアム山形)で行われた東日本実業団陸上競技選手権大会に出場しました。

記録は、4m10で優勝しました。

 

連戦疲れで体調が優れない状態だったり、途中ゲリラ豪雨に見舞われたりするなど決してコンディションが良くない中で4m10を跳び、勝ったことが自分の中で大きな自信になりました。最低ラインが上がったと実感しました。状況が悪くても悲観的にならず、「今の自分に何ができるか?」と気持ちをコントロールすることができたのは大きな収穫でした。

 

 

今回出場したチームメイトの跳躍でも感じたことがたくさんありました。

仲野は久しぶりの全助走での試合にもかかわらず、果敢に挑んでいる姿が頼もしく、仲野の強さを見た気がしました。昨年は跳べなかった1m73を跳んだ時にはみんなで声を出して喜びました。自分の試合に置き換えると声を出して喜ぶのは自己ベストを出した時くらいです。客観的にみるとこんなにも嬉しいものなのだと思うと同時に、もっと自分の時も感情的になるような試合がしたいと思いました。仲野は再スタートを切ったばかりなのでまだまだこれから良くなると思います。

 

平加さんは水戸招待の試合で会った時に、浮かない表情で悩んでいる様子にみえました。私がコーチにいつも言われている言葉があります。棒高跳の最初の高さを跳べないことをノーマーク(NM)と記録に表示されます。それについて「ノーマークはしていいけど、ノーメモリーはするな。」です。(ノーマークはしていいというのもなかなか言われない言葉ですが笑)

試合を守りには入らず「本気で挑み続けられたか?感情が動くほど本気でやろうとしたか?」いつも試合後それについて話し合っています。平加さんの試合の前日にもどれだけ爪痕を残せるかみんなで話していました。試合当日、平加さんは(女子走幅跳競技者のなかで)ただ一人最初から最後まで観客に手拍子を求めていました。それがめちゃくちゃカッコよかったです。なぜなら私にはできないことだと思ったからです。遠くに跳べるから、最後だから手拍子をするではなく、自分自身も、観客も盛り上げていました。1週間前浮かない顔をしていた人とは思えませんでした。終わった後、良い顔をしていた平加さんを見て私も嬉しかったです。長く競技を続けていると試合中にもあーでもないこーでもないと自分をジャッジしてしまうことが多くなりました。平加さんの試合を見て大切なことを思い出したような気がしました。

 

次回は、6月10日(金)大阪で日本選手権(ヤンマースタジアム長居)に出場します。本気で挑みにいきたいと思います。応援よろしくお願いします!

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