日本選手権を振り返って

6月9日(木)に行われた日本選手権・走幅跳に出場しました。

結果は、5m83で予選落ちでした。

 

やはり感じたのは日本選手権で戦うためには、助走を安定させることと、参加標準(記録)ギリギリでの出場でなく、アベレージを上げておくことが必須だなと思いました。試合前から試技の1本目で勝負が決まるとコーチにも言われていました。今回、大事にしていた1本目でファールをしてしまい、その後、修正できずに2本目、3本目とまとまらない跳躍となってしまいました。これは試合に向けての調整の段階で、しっかりと助走のポイント練習が積めなかったことが原因の1つです。日頃の練習から調子に左右されないような安定したパフォーマンスを発揮していくことが必要だと感じました。

 

こういった反省を踏まえ、取り組みたいことが2つあります。

1つ目は、助走を安定させるためには、マーク走で接地の位置を覚えることが今1番の近道ではないかと思っています。感覚的なことになりますが、走りの中での空中の時間、余裕ができるときはしっかりと前へ進むことができます。それが数本に1本、動きで出るようになっていましたが、確率を上げるためにも意識づけが大切だと感じます。

2つ目は、意識づけした動きをマークのない状態でも行えることです。気持ちが盛り上がって走れてくると私は助走距離が伸びてしまう傾向があります。そんな時こそ自然な動きでファールをなくし、1本目から記録を残すことがアベレージを上げることにつながると考えます。

 

今年5月の試合で、やっと6mを跳べることができ、調子が少しずつ上がっていくことも感じることができました。良くなっていく時期が少しばかり遅かったのも事実です。残りあとどれほどあるか分からない陸上人生をムダにしないよう、試合がダメだったから落ち込むのではなく、次の試合までにどう練習に取り組めばいいか、今必要な動きは何かを考え、苦しいことから逃げず進んでいきたいと思います。

 

今回は久々の有観客での試合となり、リアルな応援を受けて試合ができることがものすごく自分の力になっているのだなあ、と強く感じました。木曜日という平日に、会社の方々も横浜から大阪まで足を運んでくださり感謝するとともに、自分の中で燃える気持ちがありました。こんな風に思えるのも、いつも応援していただいている方々、チームメイトの頑張りのおかげだと思います。また、今回の日本選手権で竜田選手が優勝する瞬間に立ち会うことができ、涙が出るほど感動的で、ドラマのような試合展開でした。やはり、いつも応援していただいている方々に自分の最高のパフォーマンスを見てもらいたいなと強い思いが芽生えました!!しばらくは練習を積む期間になりますが、秋シーズンの試合に向けて課題と向き合っていきたいと思います!!