2022秋シーズンのご報告

2022秋シーズンのご報告

今秋5連戦し、シーズンを終えました。

9月24日 全日本実業団(岐阜)   3m90 3位

10月 6日 国体(栃木)            4m00 2位

10月16日 北九州カーニバル(福岡)4m10 1位

10月22日 ジャンプフェスティバル(三重) 3m85 1位

10月29日 日大競技会       4m10

 

夏の間は、調子が良く、自己ベスト更新を目指して意気込んでいました。いざ試合が始まってみると「こんなはずはない!」という結果でした。実戦ならではの初歩的な課題にぶつかっていることに気が付きました。まだまだ甘かったです。一方で、自分が変われたと感じたこともありました。これまでは「この試合では、この課題を必ず意識する!」と決めて出場し、それを対して思いが強すぎて、他に課題が出ていたとしても、対応ができずにそのまま試合を終えることがありました。今シーズンの後半は「その日うまくいく方法をその場で探そう」と、柔軟に考えることができるようになりました。

 

長く競技を続けていると、些細なことで凝り固まった考えになってしまうことがあります。例えば「ウォーミングアップは必ず〇時間行う」や「試合の〇時間前には目を覚ます」などです。毎回きっちりルーティン化して自分の状態を知るという選手もいますが、私の場合は「ルールが多くなるとその通りにできないとダメ」と思い込むタイプなので、決めない方がうまくいくことに気づきました。競技を通して自分自身を知ることができています。

 

私の指導者である末續さんが、北九州カーニバルで、年齢別(40歳以上)で選手として日本記録10秒77(+1,9)を更新しました。年齢やタイムももちろん凄いですが、誰よりもかけっこが好きで、研究し、それを楽しんいる姿を見ると、競技は本来こういうものだと、忘れかけていたことを思い出します。長く競技を続けている末續さんから、原点を教えてもらっています。競技場では、結果を残した人が賞賛され、結果を残していない人はそうではないというような雰囲気がみられます。私たちは、“メダリスト”というすばらしい結果を残した末續さんから、「競技者の価値は結果にのみあるのではない」といつも耳にします。実績にも、もちろん計り知れない価値があるのですが、それだけではなく、私は今を楽しむ姿勢や、若い選手に対して、その選手のレベルに合ったアドバイスをされたりする人間性に憧れがあります。ただ結果を出すだけでは、その人間性は身に付けられるものではないと思います。競技と、自分と向き合い続けた賜物だと感じています。私もそんな人になりたいです。

 

私は今でも気を抜くと忘れがちなことがあります。「結果が出るから楽しい」ではなく、「楽しいから結果が出る」ということです。目先のことに必死にならず、「どうしたらおもしろくなるだろう?」と考えるようにして、この冬も仲間と一緒にトレーニングに取り組みたいと思います!競技に向き合える環境に感謝しています。今シーズンも応援ありがとうございました!!

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