陸上教室と講演会を開催していただきました

私は、子どもの時から陸上をはじめ、中学・高校・大学そして実業団で競技を続けてきました。陸上競技を通して私という人間と関りを持ってもらい、たくさんの方と出会いました。陸上界のみならず多くの学校の先生方ともつながりができました。

昨年12月、中学生向けの陸上教室講師の依頼を受け、福岡県小郡市に行ってきました。わかりやすい言葉を選びながら行う説明は、私にとっては新鮮な気持ちで、とても勉強になる経験となりました。そのようなご縁もあり、今年1月末に福岡県の大野中学校の先生から講演会の依頼をいただきました。今回はそんな内容で皆さまにご報告をします。

私自身の経験談を中心にいままで続けてきたアスリート活動の一端を子どもたちに伝えました。

「恩師の言葉でアスリートを仕事にしたいと思ったこと」

「たくさんの出会いがあり今、ニッパツで選手活動ができていること」

「良いことばかりじゃないのに、なぜ夢を諦めず追いかけているのか?」

「スポーツを通して人に伝えられることとは?」

など、話の中で過去の色々な出来事を振り返りました。スポーツには人の気持ちを感動させたり、鼓舞させたり観ている人の感情も動かすことができる…やはりそこがスポーツの魅力でもあるのかなとあらためて感じました。

真剣勝負の世界で、選手がそれぞれ目指すところで最善のパフォーマンスをするために何ができるかを日々考え、模索しながら行動する。そのためには、たくさんの人たちの支援が必要で、実現するためには繋がりを大切にすること、感謝を忘れないこと、傲慢にならないこと…。そうして築いていった人々との縁やつながりがあって私たち選手の気持ちも強くなり、自信をもって最高の舞台に勇気を持って立ち向かうことができるのです。

私が所属するニッパツの職場の皆さんや競技会場近くの支店・工場・グループ会社の方までが、休日にもかかわらず、応援グッズを持って競技会場まで駆けつけてくれました。そんな温かい応援のおかげで、私も背中を押され鼓舞され試合に臨むことができました。そして時には、とても良い結果につなげることもできました。陸上競技は個人スポーツではあるけれど、たくさんの人の支援や応援でさらに強くなることができるものです。今後もより応援される、応援したいと思ってもらえる選手になれるよう、改めて初心に戻る機会をいただきました。ありがとうございました。

※写真は、2018年9月全日本実業団陸上大会(大阪)時のもの