オランダから無事帰国しました!

こんにちは、平國瑞希です!

5月末に、オランダから無事帰国いたしました。

オランダでのホーム最終戦は、サッカーを通して出会えたたくさんの日本人の方々が応援に来てくださいました。こうしてたくさんの方が女子サッカーに少しでも興味を持って応援に来てくれることが、すごく嬉しくて絶対に勝って皆さんと喜びを共有したいと思い、試合に臨みました。試合自体はなかなか難しい流れで前半早々に失点を許し、2度追いつきましたが、最終的には2-3での敗戦でした。試合終了後、応援に来てくださったみなさんからは温かいお言葉をたくさんかけていただいて、私としてはありがたい気持ちと、それよりも悔しい気持ちが湧き出てくるような、歯がゆい気持ちになりました。オランダですごくお世話になった方がMIZUKI の横断幕を作って応援してくれたり、子供たちからは手作りの金メダルをかけてもらったり、サプライズがたくさんあって、すごく幸せな時間でした。異国の地でこうして応援してもらえることがどれだけ選手として力になるかを私自身すごく感じました。その分、私も結果で返していきたいと強く思ったので、この日のこの悔しさは絶対に忘れてはいけないと思いました。家に着いてから、試合のことを考えているうちにこみあげてくる思いはやっぱり、「早く練習がしたい!うまくなりたい!」という感情でした。オランダでお世話になった方々にも良い報告ができるように、頑張りたいと思います!

そして、5月20日にオランダでの最後の試合を迎えました。試合前いろんな感情が頭の中にありました。周りでいつも支えてくださる方々のおかげで、こうして思いっきりサッカーに打ち込めることがどれだけ幸せなことかということ。そして、チームで唯一の外国人の私に対して、どんなときも優しく寄り添ってくれて、みんなのおかげで一度も孤独になんて感じなかったこと。たくさんの感謝の思いが溢れました。いつも温かい気持ちにさせてくれて、私ももっともっとみんなみたいに誰かの役に立てるような、困っている人の支えになれるような人でありたいと、今後の私の人生において大切にしなければいけないことをたくさん学びました。最後の試合は、サッカーではあまり見られない8-3というスコアで勝ちました。私はボランチで出場し、後半の途中で交代しました。交代するときに、アナウンスで私がオランダでプレーする最後の試合というのが流れて、ちょっとしたセレモニーを試合中にやってくださいました。ピッチからでるときに、試合に出ているみんながハグをしに来てくれて、ものすごく嬉しかったです。試合後も、花束やメッセージやプレゼントをいただいて、サッカーで繋がれたこの温かいご縁を一生大事にしたいと思いました。オランダでは、サッカー面でもそれ以外の面でも多くのことを学びました。ポジションがボランチやアンカーなど守備的なポジションに代わり、考えることが更に増えて、相手の速いプレッシャーに慌てる場面が最初の頃、何度もありましたが、それでも監督はボランチで長い時間私を起用してくれました。監督やチームメイトと練習を重ねていくうえでコミュニケーションを積極的にとったり、研究したり、徐々にできることが増えていくのが楽しかったです。これからはとくに、頭を使ってプレーすること、ケアを怠らず自分の身体と向き合いながら、サッカーに打ち込むことがより大事になると思います。このオランダで戦ったシーズンは本当に多くのことを学びました。自分の考え方次第で何事も前向きに進んでいくと思うので、どんなときもブレずに強い意志をもって、サッカーに対して真摯に向き合っていきたいです。

イングランド、オランダで過ごした1年半は、私のサッカー人生において、もっとも濃くてたくさんのことを学んだ何にも代えられない経験となりました。このような貴重な経験をさせていただけたこと、そして思いっきりサッカーに打ち込める環境を作って下さり、感謝の気持ちでいっぱいです。この先はまた日本でプレーするので、しっかりと結果でニッパツの皆さんに恩返しができるように、さらに努力を積み重ねていきます。これからも応援していただけたら嬉しいです。

また、移籍先についてもアスリートサイトを通してご報告させていただきます。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。