2023年シーズンの前半の結果報告
今シーズン4〜6月にかけて記録会も含め5試合に出場しました。
4月22日(土)東海大学競技会 1m70
4月29日(土)織田記念 エディオンスタジアム 広島 NM(記録なし)
5月5日(金)水戸招待 ケーズデンキスタジアム 茨城 1m70 5位
5月20日(土)東日本実業団 カンセキスタジアム 栃木 1m70 3位
6月1日(木)日本選手権 ヤンマースタジアム長居 大阪 1m70 8位


今年は、初戦から全ての大会で「短助走(通常9歩のところ5歩の助走)で、1m70の高さから跳び始めること」に取り組みました。短い助走で従来のスタート高さ(1m65)よりも高いバー設定で始めるということは私にとって非常に勇気がいることです。技術よりも自分のメンタルの部分にフォーカスするイメージです。記録を残すことができなかったら…という不安な気持ちにも駆られます。絶対に跳べるという高さから始め、記録に保険をかけたいという自分との勝負でもありました。
こういった判断はいつも末續コーチと話し合った上でお互いの意見や気持ちを確認し、決断しています。時にはそのコワさと向き合うことがとてつもない恐怖に感じてしまうこともあります。傍からみると私がここまでコワがって競技していることも理解できないかもしれません。そういった場面でも末續コーチは、課題や狙いから遠ざかってかいかぬよう、いつも私に向き合い、気持ちに寄り添ってくれます。4試合とも結果だけ見ると満足とはいえませんが一試合ごとに着実に前進できていることを実感することができています。


競技を長く続けていると、いままで考えずとも自然にできていた動きが、ふとした機会から考えてもできなくなる現象に陥る選手は少なくないと感じます。私もそのひとりで感覚に頼りすぎてきたが故に、どのように修正していいかわからなくなる場面に多々出くわします。そんな状況下で、いかにシンプルに考えを整理して落ち着いて競技に取り組むかということは今もこれからも私にとってはすごく重要なことだと春シーズンを通して気づきました。
そんな春先の課題を克服できたと感じることができたのは6月の日本選手権でした。今シーズンやってきた「コワさ」と向き合うということを落ち着いて競技の中で落とし込むことができ、「コワさ」よりも跳ぶことが楽しいと思えました。大きな舞台で力を発揮することができたのも末續コーチ、チームメイトの支えがあってのことだと思いました。


大会当日は、上司の田中さんと広報の大島さんが横浜から駆けつけてくれました。スタンドで私の名前が書かれたフラッグを振って声援を送る姿を見て、一層私の力になりました。ありがとうございました。春シーズンは自分のメンタルとよく向き合えたことで、競技者としてとても充実した大切な期間でした。この期間で得たことを夏からのシーズンに生かしながら前進していきたいです!
最後まで読んでくださりありがとうございました。