2023シーズンを終えました
秋シーズンの試合の報告です。
9月23日(土)全日本実業団(岐阜) 3m60 9位
10月28日(土)西田修平記念(和歌山) 4m01 1位
夏の試合中に痛めた膝が、想像以上に痛みが長引いたことをきっかけに、また棒高跳が「コワい」と思うようになってしまいました。最初は微かだった感情が、私の気持ちの中でだんだん大きくなっていき、「もう向き合うのがイヤ!!!」と思うようなりました。何度も同じことを繰り返す自分に嫌気がさし、逃げたい気持ちが毎日あふれ出ていました。しかし、今シーズン最後の試合の西田杯の直前に末續コーチに練習をみてもらった日に、今の自分に足りないのは、ただ「コワい」ことに向き合おうとする「気合い」だけで、とてもシンプルだと気づきました。記録や結果は決して満足いくものではないものの、試合では「気合い」を出せたことで、自分自身は納得することができました。
大会の名前がついている、西田修平さんは元棒高跳選手で、かつての五輪で銀メダルを取った方で、和歌山県の出身だそうです。由縁があるだけに、棒高跳選手への待遇がすばらしく、また出場したいと思いました。
今シーズンは、末續コーチと話し合い、いままでは3m台から始める一回目の跳躍を4m20からスタートをするというチャレンジをし、結果は8試合のNM(記録なし)でした。6月の日本選手権は体調不良のため欠場、秋シーズンにおいては、メンタル的な影響を受け試合に立つ以前の問題でした。一回だけ4m20からの跳躍を成功させてはいるものの、結果だけみると散々なシーズンだったと思います。
振り返ると、毎試合「この人(私本人のこと)は一体何をしているのだろう?」と傍から思われていたかもしれません。そんななかでも、正直跳べそうにないと感じている身体の状態であっても、愚直に向かっていこうとした自分のチャレンジ精神を称えたいと思います。何よりも、結果に関係なくサポートし続けてくれるニッパツという会社があって、すぐ迷う私をひたすら言い聞かせてくれた末續コーチ、一緒に支え合ってきた練習パートナーの仲野選手がいたから、この一年これまでとは全く別次元の挑戦ができました。何が欠けてもここまで長く競技を続けることはできていません。本当に感謝しています。
今シーズンも応援ありがとうございました。来年に向けてまた頑張ります!