筑紫野市立天拝中学校の授業で講話

1月26日、福岡県筑紫野市立天拝中学校の授業で講話をしてきました。以前、当学校で陸上教室を行ったことがきっかけで今回の依頼をいただきました。職業を選択する上で大切なこと・自分の生き方や進路を考える重要性について話して欲しいということで、講話のテーマは「自分を見つめる」としました。

今回の職業講話のなかでアスリートとして・人として大切なこと、アスリートを仕事にするにはどんなことをしてきたか、など実体験を含めお話ししました。私自身、ニッパツで陸上競技活動をさせていただいているのも人との繋がり、支えがあってのことだと日ごろから感じています。

社会人(実業団)アスリート、陸上競技を仕事にしたいと思ったきっかけは恩師の「才能は誰にでもある、それをどう生かすかを考えなさい」という言葉でした。それからどういう人・選手になりたいか、どうなっていきたいかをずっと考えました。

【努力をし続けること】

【感謝を忘れず、謙虚でいること。】

【挨拶をすることやたくさんの人と話をし、人を大切にすること。】

それを守り、誰からも応援される陸上選手でいることを心に決め今ここまでやってきました。

スポーツ選手は時にはケガもしますし、結果を出せずに悔しい思いをすることも多々あります。思い通りにいかないことに対してしっかり向き合い、原因を探り、少しずついい方向へ変化させていく…。そのような経験を重ねたときに一番成長ができてアスリートとして、また人としてもさらに強くなれるチャンスだと気づきました。

そんな今の環境が当たり前ではないし、夢を追うことができるのも、選手でいられるのも周りの支えや繋がり・縁がなければ成しえないことだなと思っています。私が思うスポーツが社会に与える影響とは、関わってくれる人や応援してくれる人たちと一体になれること。毎試合、今自分が出し切れる力を最大限出す場面を見せられるからこそ、関わって応援してくれる人たちに感動や悔しさ、躍動感や高揚感を伝えられる、というのがスポーツの醍醐味だと思います。

最後に、みんな元気に挨拶してくれたり、積極的に質問をしてくれたりと私にとっても楽しい時間を過ごすことができました。また今回の講話を通して、人との繋がりの大切さなど再認識しました。これからも自分の競技はもちろんですが、人に何かを伝えたり与えられたりできる社会人アスリートでいたいなと思います。ありがとうございました!