今シーズンのご報告

今シーズンのご報告

今シーズンのご報告

11月にシーズンオフをしました。

遅くなりましたが、今シーズンの報告をさせていただきます。

★結果★

5月5日  水戸招待     4m00(2位)

5月18日  東日本実業団 4m20 (優勝シーズンベスト)

6月28日  日本選手権   NM (記録なし)

9月22日  全日本実業団 4m00(3位)

10月6日  中部実業団   4m00(優勝)

私は、社会人で10年の競技生活を過ごしました。

10年という歳月の長さが信じられない程、風のように時が過ぎ去っているように感じます。周囲の方々に恵まれ、年を重ねるごとに充実したシーズンを過ごすことができました。

私は、今シーズンが始まる前に、「今年限りで一区切りつけよう」という気持ちで臨みました。私は、物心が付くころからずっと競技と共に過ごし、人生を歩んできました。競技の世界で生きることは、まさに私の人生そのものであり、生活の一部です。一方で、競技は日々身体を駆使し、時には酷使することもあるため、いつまでも続けることではないと思っています。そんな思いのなかで、「一区切りつける」と決めたことは、私にとってはとても大きなことで、その後の自分を想像することなんて、到底できませんでした。

全てをかけて今シーズンに挑みました。東日本実業団と日大競技会の2試合で、シーズンベストである4m20(生涯3rdベスト)を跳びました。結果だけで見るとそんなに悪くないのかとも思いますが、自分の納得のいく内容ではありませんでした。特に、主要な大会で、思うように身体が動かないことを実感しました。

これまで私は「もっと跳べるはずだ」と信じることで、競技を続けてきました。

「もうやめてしまいたい」と思ったことが幾度となくありますが、この気持ちが消えなかったからここまでくることができました。最後のシーズンであると考えていたため「いままで長い時間をかけてもできなかったのだから、もうむりでは?」と後ろ向きに捉えてしまうこともありました。

一方で、心のなかで完全燃焼していない気持ちがあり、もっと跳べる感覚を今も鮮明に持っています。そんな思いから「私はまだ自分に納得ができていない」と感じるようになりました。「このままやめると、後悔するだろうな」という気持ちと、「これで最後」と決めた自分の気持ちを、「そんなに容易く変えても良いものか?」と自問自答しながら葛藤する自分がいました。

そんな心境の時に、今も現役で走り続けている末續コーチから「今やめる選択をすることは、何年か経った後、今よりももっと大きな後悔に変わる」という言葉を私にかけてくれました。その言葉は私の心に大きく響きました。私はこれだけ長く続けてきた競技を、後悔に変えたくないと、その時に強く思いました。

試合結果に関わらず応援してくれるニッパツの方々、常に目標に向かう背中を見せながら指導いただいている末續コーチ、同じ目標に向かうチームメイト、24時間体制で支えてくれる家族、何が欠けてもここまで長く競技を続けることはできませんでした。とても感謝しています。

私が最後と宣言していたので、日本選手権には新潟までたくさん応援に来ていただきました。こんな横断幕まで作ってもらい、幸せで感無量でした。花を持たせてもらいましたが、私はまだまだ諦めきれませんでした。すみません(笑)

今シーズンもたくさん応援していただき、ありがとうございました。

あらためて、来シーズンも応援よろしくお願いいたします。

SCHEDULE