日本選手権

日本選手権

7月6日(日)、東京都・国立競技場にて開催された「第109回日本選手権」に出場しました。日本選手権は今シーズン初めから目標として取り組んできた大会であり、特別な思いを持って臨みました。ここ数年、大会で緊張を感じることはあまりありませんでしたが、今回は数日前から自分の中に緊張感があるのを感じていました。それほどに、この大会への思い入れが強かったのだと思います。

競技の結果は1m70 8位でした。

当日は、多くの従業員の皆さんが現地に足を運んでくださり、温かい声援を届けてくれました。試技中もその声がしっかり届き、大きな力となりました。ありがとうございました。

私は競技をするうえで「試合を楽しむこと」を大切にしています。楽しんで競技ができたときこそ、自身の力を最大限に発揮できるタイプの選手であると感じているからです。今回の日本選手権では、その言葉どおり、心から試合を楽しむことができました。

一方で、数年来の慢性的なケガの影響もあり、満足のいく跳躍練習を積めなかった点については、まだできたことがあったのではないか、と悔しさが残ります。一時は「もう日本選手権の舞台に立つことは難しいのでは」と感じ、競技から離れたいと考える時期もありました。そうした中で、目標に向けて少しずつ課題を克服し、もう一度この舞台に戻ってこられたことは、私にとってとても大きな壁を乗り越えることができた経験になりました。そして、ここまで支えてくださったすべての方々に、改めて感謝しています。

今回で、日本選手権は10回目の出場となりました。何度経験しても、この大会には独特の緊張感と高揚感があり、「絶対」は存在しない特別な場所であることを改めて実感しました。だからこそ、多くの選手がこの舞台を目指すのだと思います。試合前には、チームメイトの竜田さんから「日本選手権でしか味わえない“特別”を愉しんで」と声をかけてもらいました。その言葉のとおり、今回の出場で、これまでとはまた違った特別な感情を味わうことができました。

結果としては悔しさの残る内容ではありましたが、秋シーズンにパワーアップした姿をお見せできるよう、この夏はしっかりと鍛錬を重ねていきたいと思っています。

引き続きご声援のほど、よろしくお願いいたします!

SCHEDULE