感覚の成長と記録のギャップ

感覚の成長と記録のギャップ

8月は「実業団Premium Challenge Games in TOYAMA」と「第68回東海陸上競技選手権大会」の2試合に出場しました。

各々の結果は、11m65と11m17 という記録でした。

7月の長野県選手権を終えてからは、秋に向けてもう1段階、2段階上の動きを習得するためのトレーニングを積んできました。日々、動きが安定し定着していくのを実感しながら、「これだけ感覚が良くなったら、試合では上手くコントロールできるかな?」という 期待と不安が入り混じる気持ち で挑んだ2試合でした。

予想通り、これまでの動きとはタイミングが合わず、記録に繋げることはできませんでした。

「動きはいいのに、どうして結果に出せないのか」――そんな悔しさが正直ありました。

簡単に合わせられるものなら、とっくに記録は伸びています。いったん現状を受けとめ、引き続き練習でタイミングを積み重ねていくしかない、と自分に言い聞かせています。

特に 24日の東海選手権 では、心身ともに状態が良く、久しぶりに「自分に期待できる予感がする」試合でした。

ピットに立つ前には、緊張に押しつぶされそうになり、胸や脚を赤くなるまで叩き、喝を入れました。こんな感覚は本当に久しぶりでした。

昨年までは体調が安定せず、全力で競技に挑める状況ではなく、無理をしない範囲での出場にとどめていました。

しかし、今年は体の状態も崩れることなくここまで来られたからこそ、余計な不安もなく競技に集中でき、その結果として強い緊張感が生まれたのだと思います。

私は三段跳で踏み切りに入る時、「遠くの崖に飛び移る覚悟」 を持って助走をします。

もちろん失敗したからといって死ぬわけではありません。半端に助走して踏み切っても記録は出ない。だからこそ、そのくらいの覚悟で挑みます。

体の状態が良くなり、本気で踏み切りに挑めるようになった今、また新しい葛藤と向き合えることが正直嬉しいです。

動きと記録が繋がらないもどかしさは言葉になりません。

でも、この感覚を突破した先に必ず成長があると信じています。

9月・10月の試合では、一つでも多く「動きが記録に繋がった」と思える跳躍ができるよう、コツコツ練習を重ねていきます。

※実家で家族とBBQをして大自然の川で癒された夏休みでした(^▽^)

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