秋の二連戦を終えて
秋シーズンが始まり、二連戦を終えました。
結果は以下の通りです。
• 9月28日(日)全日本実業団陸上競技選手権大会(維新みらいふスタジアム/山口県) 1m73/4位
• 10月6日(月)国民スポーツ大会(国体)(平和堂HATOスタジアム/滋賀県) 1m70/12位


全日本実業団では、夏の鍛錬期の成果を感じられる「良い動き」が前日からできており、久しぶりにキレのある跳躍ができる感覚がありました。
しかし、シーズンベストに挑戦する高さに臨んだ矢先、助走スピードが上がっていたことも影響し、左ふくらはぎを肉離れしてしまいました。手ごたえがあっただけに非常に残念でしたが、ネガティブな気持ちにとどまることなく、一週間後の国スポに向けて治療に専念しました。
長く競技を続けてきて改めて感じたのは、「良い跳躍とケガは紙一重」だということです。
今年は国スポに照準を合わせてきました。
ただ出場するだけでなく、これまでお世話になってきた福岡県に結果で貢献したいという気持ちが強く、ここでシーズンベストを更新したいと考えていました。
出場できるかどうかを悩むよりも、「この一週間でできることをすべてやろう」と気持ちを切り替え、治療・リハビリに集中しました。各分野の治療のプロフェッショナルの皆さんが全力でサポートしてくださり、改めて多くの方々に支えられて競技ができていることを実感しました。
本来であれば無理をすべき状況ではなかったかもしれませんが、当日はなんとかピットに立つことができました。
練習をまったくできないまま迎えた試合に不安はありましたが、それ以上に「やるしかない」という強い気持ちで臨みました。
結果は目指していた高さには届きませんでしたが、ここまでサポートしてくださった方々、そして最後まで動いてくれた自分の脚に感謝したいです。
幸い症状が大きく悪化することなく大会を終えることができました。
この一週間は、ケガの不安や結果への焦りなど、さまざまな「自分の弱さ」と向き合う時間でもありました。
それでも、この経験が今の自分に必要な試練だったのだと、前向きに受け止めています。
たしかな手応えと同時に苦さも感じた二連戦となりましたが、この経験を次につなげていきます。


次戦は10月26日(日)北九州カーニバルに出場予定です。
引き続き応援のほど、よろしくお願いいたします!