現役引退のご報告
先週末に行われた大会をもちまして、今期限りで陸上競技を引退することとなりました。
2019年に入社して以来、長きにわたり競技生活を支えてくださったニッパツの皆さまに、心より感謝申し上げます。


当初、昨シーズンで一区切りをつける予定でしたが、ケガの影響で十分に大会へ出場できなかったこともあり、今シーズンを最後と決めて臨みました。
すべてにおいて、これが最後という気持ちで練習や大会に取り組み、笑顔で競技生活を終えることができました。
実業団に入ってからはケガに悩まされる日々が多く、苦しいこともありましたが、コーチの支えや仲間の存在があったからこそ、ここまで続けることができました。結果については思うこともありますが、悔いはありません。やり切ったという清々しい気持ちで、競技人生を締めくくることができました。


最後の大会は地元・福岡県北九州市で開催された北九州カーニバルでした。会社の方々、コーチ、チームメイト、家族、友人に見守られながら出場しました。幼少期からお世話になった先生方や審判員の皆さまの温かいご配慮に胸が熱くなり、幸せな競技人生だったと改めて実感しました。
最終跳躍では、これまでの自己ベストを1cm上回る1m84に挑戦しました。
「できる、できないではなく、やることに意味がある」というコーチの言葉を胸に臨みました。結果として記録更新は叶いませんでしたが、過去の自分を超えることができたと胸を張って言えます。挑戦できたこと自体が、私にとって何よりの財産です。


陸上競技は0.01秒、1cmを競う繊細でシビアな世界です。
思うような結果が出ず、自分の価値を見失いそうになることもありましたが、ニッパツで競技する中で「人として大切なこと」を学びました。これからは、皆さんにいただいた学びを次へとつないでいけるよう努めていきます。
23年間、たくさんの方々の支えがあってここまで続けることができました。
本当にありがとうございました。

今後は人事部の採用・育成グループに所属し、これまでに培った経験を生かして、引き続き会社の業容に貢献できるよう精進してまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。